2011年8月12日

エディンバラ・フリンジ2011 備忘録

Edinburgh Fringe 2011で観たショーの備忘録、独断で5つ星評価♪

Spent (Venue Number 23, Pleasance Dome)
リーマンショック大失業時代をおもしろおかしく描く超ハイスピード&ハイテンションコメディー!終演後、「お疲れ様!」と出演者二人に言ってあげたくなります。★★★★

Devotion (Venue Number 53, TheSpaces @ Surgeons Hall)
闘牛士の物語。文化美を感じさせる1時間です(スペイン美男子のヌードあり。これも文化美だな!)。スペイン語の台詞には英語字幕が付きます。スパニッシュギター演奏良し!若干スローな展開(居眠り注意!) ★★★★

Lady Boys of Bangkok (Venue Number 189, Meadows Theatre Big Top)
理屈抜きに楽しもう!と言いたいとこですが、レディーボーイズの他に超柔軟男や小びとが登場。ある種、フリークショーの匂いがしたことに違和感を覚えました。★★★1/2

Korean Drum (Venue Number 35, Assembly Hall)
韓国民族衣装と太鼓の連打!!ほぼ完璧なパフォーマンス!「ほぼ完璧」と言った理由は、大道芸人でももうしないであろう皿回しと、長い棒を使って何やら勃起を印象づけるパフォーマンスが入るところが品位に欠けると思ったためです。なので星一つ減って4スター!★★★★

Sex. Lies and Eurovision (Venue Number 278, Spotlites @ The Merchant's Hall)
グラスゴー弁満載のこれぞスコティッシュ・コメディ!恋愛・友情、母と娘の関係をユーロビジョン・ソングコンテストの有名曲を絡めてユーモアたっぷりに描く80分!グラスゴー英語が聞き取れないと笑えない部分が多く、スコットランド、特にグラスゴーで話されている英語に慣れ親しんでいる人向けです。★★★★1/2

Tom Price (Venue Number 33, Pleasance Coutyard)
ウェールズ人コメディアン&俳優のスタンドアップコメディ。英語は分かりやすく、話題も彼の俳優としての失敗談や母親の笑い話など、とっつきやすい内容で非常に楽しめます。本人は、ドラマ「Torchwood」に警官役で準レギュラー出演中。★★★★★

久々にたくさんショーを観ましたが、外れがなくてラッキー!

2011年8月10日

UK Riotsは不適切?!

スコットランドに住んでいると、UKがまさしくUnited Kingdomだと言うことに気づかされます。

言い換えますと、イギリスが、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの連合王国であって、それぞれの国がそれぞれにプライドを持っていることに気づかされます。

今回の暴動騒ぎ。

ロンドンから始まったこの暴動、他都市に広がっていきましたが、その時点でBBCは、「UK Riots (イギリス暴動)」と報道しました。


そこに、イングランド人の友人を除くスコットランド人、北アイルランド人、ウェールズ人の友人が素早く反応、Facebook上でBBCを批判したのです。

「イングランドのみで発生している暴動を、UK各地で発生しているかの如く報道するのはどうしたものか!イングランドと一緒にされるのは迷惑だ!」

きっとTwitter上でもいろいろ言われたことでしょう。




その声が届いたのか、8月10日、BBCはヘッドラインを一転「England Riots (イングランド暴動)」と差し替えました。











こういったところで、イギリス人の国意識の違いが確認でき、なかなか興味深いと思いました。