2011年12月21日

Keep Calm and Carry on をスコットランド的に言うと

たまにマグカップにプリントされた標語のようなものを見かけます。

”Keep Calm and Carry On”



そもそも、戦時中にイギリス政府が掲げたスローガンだったとのこと。

「落ち着いて普段通りに振る舞おう」

積極的に啓蒙運動されることなく、ほとんど知られることもなかったそう。

そのスローガンを誰だかが、マグカップやTシャツなどにプリントし商品化して一気に世に知れることとなったそうです。

そこで、対抗意識???と言うか、便乗商法に長けている(?)、ユーモアのセンスが洗練(?)されているスコットランドが出した回答。

”Och Wheesht and Get Oan Wae It”



スコットランド弁きつっ!

普通の英語に言い換えたら、”Be Quiet and Get On With It”

文句だらだら言ってなかなか動かない相手に対して有効な表現でしょか。

実際聞いたこと無いけど。

うそ、wheesht はよく聞く!

2011年12月8日

大嵐の名称が大注目に!

2011年12月8日、スコットランドを吹き抜けたハリケーン!

最大時速264km の暴風で駆け抜け、こんなものまで吹っ飛ばし(動画をご覧ください)、




多くの学校はお昼には休校(一部全日休校)になり、スコットランド各地で被害(←クリックでBBCのサイトに飛びます)が報告されました。

スコットランドに多くの被害をもたらしたそのハリケーンとは、






Hurricane Bawbag




今日の言葉
bawbag: (スコットランド俗語)陰のう(玉袋)、転じて馬鹿な人、うっとうしい人の蔑称

















































































本気にしましたか?

もちろん、このハリケーン名はスコットランド式ジョークです。
今回のは大西洋で発生したものでないのでハリケーンでなく
「名のない大嵐」なのでした。

2011年12月3日

Buy one get one free "FAGGOT" ?!?!?(おかまを買ったらおかまが付いてくる?!)

いや~、faggot ってゲイの蔑称の意味やと思ってたから、これ見たときはショッキン!!でした。

イギリスで faggot は、

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 

ミートボールなのね。

7年半こちらに住んでますけど、初めて知りました。

ちょっと疑心暗鬼だったので辞書で確認してみました。でもしっかり、イギリス英語ではいくつかある意味の一つとして「豚肉のミートボール」が挙げられていました。

値札とパッケージ凝視すると、なんか照れ笑いしてしまいます。

Mr Brain's 6 faggots £2.15(約270円)
「ミスター・ブレインの6人のおかま」
Buy one get one FREE
「ひとつ買って、もひとつ無料!」

YOU asked for it!
おまえが欲しがるから!」
Now with MORE SAUCE
どろいの増量したぜ」

みたいな…

2011年11月29日

トラムでの異常な一コマ





既に3.7百万人が視聴したロンドン郊外の路面電車内で発生した人種差別のビデオ(2011年11月29日午後10時時点)、この人が逮捕されてほんと良かったです。ソーシャルメディアの力をつくづく感じます!あの子供はどうなるのだろう…

僕自身は、スコットランドで直接的な人種差別を受けたことが5回あります。それから、バスの中で大声で人種差別的なことを発した人を一度見かけました。学校の教育はもちろんのこと、親の教育が本当に大事だと痛感しています。

以下はfacebookの友達(友達の友達含む)のコメントの抜粋です。

There are people in this world who are simply that filled with hate.
(この世には憎悪に満ちた人がまったくもっているもんだ。)


It's atrocious !!
(ぞっとする!!)


Another product of a fragmented society
(崩壊した社会の副産物)


The PM should be made to watch this and that kid should be forcibly removed, this is a form of child abuse.
F**king horrible bint
(首相はこれ見るべきだね。あの子供は身柄を保護されるべきだ、児童虐待だよ。)

It reminds of when you challenge a kid in class for racist/homophobic/islamophobic behaviour or comments and they tell you 'that's what my mum/dad says' - hard to deal with without calling the parent a bigot.
(これを見て思い出されるのが、教室で子供が人種差別・同性愛者嫌悪・イスラム嫌悪などを態度に示したり口にした時の言い逃れ、「だってママ(またはパパ)が言ったもん!」。親を偏見に満ちた人扱いせず、こういった状況に対処するのは難しい(学校の先生の談))


Sometimes I am embarrassed and ashamed to be British - this woman is why. Sometimes I am fiercely proud to be British, and the overwhelming criticism this woman has received is why.
(時にイギリス人であることが恥ずかしく思う ー 理由はこの女の人。時にイギリス人であることが非常に誇らしく思う ー 理由は猛烈な批判をこの女の人が受けたということ。)


以上、人種差別により強く戦う社会を願って。

2011年11月18日

パナソニックはパナ、Panasonicは



Panasonic, ideas for life はパナソニック社の世界共通のスローガンのようですが、

社名の愛称は日本とイギリスではちょっと違うようです。

日本では「パナ」、こちらイギリスでは、

Panny
(パニー)

あまりかっこよくないです(T_T) なんとなく、おばちゃんっぽい。

でも、ロンドンオリンピックに向けて、イギリスでがんがんCM打って頑張ってはりますよー!!


パニーと言えば、ちょうど昨日、イギリスのテクノロジー系ニュースで

「パニーがヨーロッパでの同社製スマホ販売の広告代理店を探してる」っとのことでした。


こんなのが、↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 


↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ やっとこっちにも来てくれるんだあ。↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 


来年の夏に今のHTCのスマホ(HTC Desire)の2年契約が終わるので、是非ともパニーのスマホに乗り換えたいです!ほんと日本の会社を応援したいしね!でも日本での発売から半年やそれ以上遅れて登場して、結果スペックも他社と見劣りするようなら買わない。

補足:
ちなみにTOSHIBAは、Tosh(トッシュ)と呼ばれてるみたい。こっちの方がまだ聞こえがいいですね。

2011年11月11日

Remembrance Day(戦没者追悼記念日)

今日11月11日はぞろ目の日♪


それも2011年の!


だけではなく、


2011年11月11日に11歳になるイギリスの少女が話題!日本ではポッキー&プリッツの日、韓国ではペペロデー 


だけでもなく、

イギリス、というかヨーロッパの多くの国にとって、
Remembrance Day(戦没者追悼記念日)として第1次世界大戦の戦没者に敬意を払う日となります。

Remembrance Dayは、
haykichiさんのブログ「イギリスの学校」で大変わかりやすく説明されています。

勉強になりました。
haykichiさん、ありがとうございます(^^)/

さてさて、
ロジアンバスというエディンバラ市を網羅するバス会社のツィッターで、
今日という日にぴったりなつぶやきを発見…


「戦没者追悼記念日にあたり、本日午前11時2分間の黙とうのためバスが片寄せされる予定となっております。」

実際そうなったのか???
ちょうどその頃お仕事へ向かってるはずの友だちRちゃんに携帯チャットで確認。

タコ  :「バス止まった?」
Rちゃん :「いや、普段通り」
タコ  :「えっ?」

あれれ?まあ、運行状況によるのかな?
実体は状況によりけりでしょうが、そういう意志を持っているところに感心させられます。

そういえば、国立美術館のカフェで働いていたときも、この日のこの時間にはスタッフ全員手を止めて黙とうしました(館内の全てのスタッフとほとんどのビジターも)。

今日の言葉:
Remembrance Day(戦没者追悼記念日 11月11日)

2011年11月8日

BBC日本ニュースをtwitterで見られるようにしました

Twitterで、BBCニュースの日本関連ニュースを引っ張ってきて表示するbotを公開しました。
よろしければ、フォローしてください。

@BBCNewsJapan

BBCが報道する日本を垣間見られます(このブログ内にも表示させました)。
単純にニュース本文でJapan、Japaneseなどのキーワードで引っかかるニュースを全て表示しますので、中には日本が話題の中心でないニュースが出てくることも(多々)あります。

2011年10月31日

トリック・オア・トリートは御法度 Guisers are welcome.

今日はハロウィーン。

facebookのやり取りを見る限り、スコットランドのハロウィーンはアメリカ式とは様子が異なるらしいですよ。

やり取りは、こんな感じです。



  • 投稿者:「トリック・オア・トリートしたってうちからは何ももらえないよ。でも、ガイザー(仮装パフォーマー)は大歓迎!Hallowe'enのアポストロフィー忘れちゃだめだよ!」
    • 友人A:違いは、「ガイザー」は芸をしてご褒美をもらうけど「トリック・オア・  トリート」は恐喝みたいなものだよね?
    • 投稿者:そう、ガイジング(仮装パフォーマンスすること)が僕ら(スコットランド)の伝統だよね。
    • 友人B:パンプキン持ってくるやつがいたら、平手打ち食らわせなきゃ。カブしか駄目
なるほど。
スコットランドでは仮装するだけでは駄目で何か芸をしなくちゃならないんですね(厳しいな)。
それにしても、パンプキン駄目なの-!?!?!でも、カブで何をせーっちゅうのでしょうか?スーパーでも思いっきりパンプキン売ってるんですけどお!

とりあえず結論。
アメリカ式ハロウィーンの影響は誰にも止められないようです。

今日の言葉
guiser - 仮装したパフォーマー
Hallowe'en - ハロウィーンのスコットランド表記
neep - 蕪(かぶ)

2011年10月28日

僕は70億人中3,644,119,723人目

まもなく世界人口が70億人をなる見込みだそうですね。

英語表現(このブログの趣旨)とは関係ないですが、BBCのサイトで興味深い記事がありましたのでシェアさせていただこうと思います。

7 Billion People and You: What's your number?
(70億人とあなた:あなたは何人目?)


サイト内で自分の誕生年月日を入力すると、自分がこの70億人中何番目に生まれたかを数値で教えてくれます。また、続けて国、性別を入力・選択するとその国の人口および男女別の平均寿命が表示されます。

ちなみに僕は、3,644,119,723人目でした(-_-)

結果のページを読むと、
2050年までに、先進国で65歳以上の人1人をサポートする勤め人の数が2.2人となる予想だそうです。ヨーロッパではちょうど2人。日本はきっと2人を切るのでしょうね。

ただ、世界的に見て、定年の年齢が引き上げられる兆候があるので、今後は65歳でなく70歳以上と言い換えられるとは思います。

2011年10月21日

frape しちゃった

何、その frape って?!

アブない語感にあふれてますけど、フェイクレイプじゃないですよー

frape (フレイプ)- facebookにログイン状態で放ってあったり、パソコンにパスワードを覚えさせてあるなど他人が容易に当人になりすましてfacebookにアクセスし、書き込みなどをする行為を指す。


例えば、

男友だちのfacebookの書き込みに、「今から彼女にプロポーズする!」とか「今さっき最高のエッチをした!俺の彼女スゴイ!」とか書いてあって、「何じゃそれえ!!」と驚いてると、実は彼女が彼になりすまして(フレイプ して)facebookに書き込みをしていたというわけなんです。

まあ、身内のジョークだからいいけど、ちょっとドキッとしますよね。

された本人は、just got fraped!! (フレイプされちゃったよー)とか言って、騒いでましたけど(笑)


僕は僕で、パートナーのグー太郎にフレイプしましたよ。

それはもーかわいいもんで、勝手にプロフィル写真を差し替えてやったってわけですわ(^_^)v




「きれいなジャイアン」に♪

2011年8月12日

エディンバラ・フリンジ2011 備忘録

Edinburgh Fringe 2011で観たショーの備忘録、独断で5つ星評価♪

Spent (Venue Number 23, Pleasance Dome)
リーマンショック大失業時代をおもしろおかしく描く超ハイスピード&ハイテンションコメディー!終演後、「お疲れ様!」と出演者二人に言ってあげたくなります。★★★★

Devotion (Venue Number 53, TheSpaces @ Surgeons Hall)
闘牛士の物語。文化美を感じさせる1時間です(スペイン美男子のヌードあり。これも文化美だな!)。スペイン語の台詞には英語字幕が付きます。スパニッシュギター演奏良し!若干スローな展開(居眠り注意!) ★★★★

Lady Boys of Bangkok (Venue Number 189, Meadows Theatre Big Top)
理屈抜きに楽しもう!と言いたいとこですが、レディーボーイズの他に超柔軟男や小びとが登場。ある種、フリークショーの匂いがしたことに違和感を覚えました。★★★1/2

Korean Drum (Venue Number 35, Assembly Hall)
韓国民族衣装と太鼓の連打!!ほぼ完璧なパフォーマンス!「ほぼ完璧」と言った理由は、大道芸人でももうしないであろう皿回しと、長い棒を使って何やら勃起を印象づけるパフォーマンスが入るところが品位に欠けると思ったためです。なので星一つ減って4スター!★★★★

Sex. Lies and Eurovision (Venue Number 278, Spotlites @ The Merchant's Hall)
グラスゴー弁満載のこれぞスコティッシュ・コメディ!恋愛・友情、母と娘の関係をユーロビジョン・ソングコンテストの有名曲を絡めてユーモアたっぷりに描く80分!グラスゴー英語が聞き取れないと笑えない部分が多く、スコットランド、特にグラスゴーで話されている英語に慣れ親しんでいる人向けです。★★★★1/2

Tom Price (Venue Number 33, Pleasance Coutyard)
ウェールズ人コメディアン&俳優のスタンドアップコメディ。英語は分かりやすく、話題も彼の俳優としての失敗談や母親の笑い話など、とっつきやすい内容で非常に楽しめます。本人は、ドラマ「Torchwood」に警官役で準レギュラー出演中。★★★★★

久々にたくさんショーを観ましたが、外れがなくてラッキー!

2011年8月10日

UK Riotsは不適切?!

スコットランドに住んでいると、UKがまさしくUnited Kingdomだと言うことに気づかされます。

言い換えますと、イギリスが、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの連合王国であって、それぞれの国がそれぞれにプライドを持っていることに気づかされます。

今回の暴動騒ぎ。

ロンドンから始まったこの暴動、他都市に広がっていきましたが、その時点でBBCは、「UK Riots (イギリス暴動)」と報道しました。


そこに、イングランド人の友人を除くスコットランド人、北アイルランド人、ウェールズ人の友人が素早く反応、Facebook上でBBCを批判したのです。

「イングランドのみで発生している暴動を、UK各地で発生しているかの如く報道するのはどうしたものか!イングランドと一緒にされるのは迷惑だ!」

きっとTwitter上でもいろいろ言われたことでしょう。




その声が届いたのか、8月10日、BBCはヘッドラインを一転「England Riots (イングランド暴動)」と差し替えました。











こういったところで、イギリス人の国意識の違いが確認でき、なかなか興味深いと思いました。

2011年6月15日

Gay Rabbit???

ゲイのウサギ…

違った!

Gey Wabbit!!

何だ?!何だ?!

Gey Wabbit はれっきとしたスコットランド英語だそうです。

facebookにあった近況で見つけたこの表現
↓↓↓↓↓↓

"G is gey wabbit!" (すんごい疲れたあ!)
"?"(?)
"Bloody knackered babes!" (すんごい疲れたってっことや!)


う~む、使えそうであんまり使えなさそうだな…

イングランド人も?????やしな。

2011年5月25日

イギリスで注目のキーワード?!

芸能人・スポーツ選手など有名人の浮気スキャンダルは、どこの国でもメディアが大騒ぎしたがるもんですが、何とイングランド・ウェールズでは、そういったネタをメディアが暴露できないようにする super-injunction(報道禁止命令 *注:意訳です)たるものが存在するそうです。

ところが今、オバマさんの訪英、アイスランドの火山灰の次にイギリスで話題のサッカー選手とセレブの浮気スキャンダルは違った展開になりまして…

Twitterで誰かが暴露しちゃったんですわー
 

当然世界中に名前が知れ渡ったわけですが、super-injunction の為にメディアは名前を明かせないわけで… こんな風に名前んとこを黒塗りしたりしてたんですわ。



ところが、スコットランドの新聞社が日曜版の一面に、そのサッカー選手の顔写真を目のところだけ「検閲済」と黒塗りして発刊したのでした!

(タコ: うわ!名前は確かに書いてないけど、、、これって一線超えたよな!でもスコットランドでのみ売られてる新聞だから、そこまでやってもイングランド・ウェールズの法では罰せられないらしい)


もう、こうなっちゃったら誰も止められない状態!?

翌日の 下院の質疑応答時に、ある議員さんがサッカー選手の実名言ってしまったりして… その時点で super-injunction は失効するのか、メディアも名前を明かして…といった結果に。

でももうみんな知ってるしな。

super-injunction、僕にとっては新しい言葉なのですが、このご時世に役立たずな制度ですな。


2011年3月2日

ワンパターンなんです

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エディンバラ生活も7年目に突入間近。

この丸6年の間、ワンパターンで事足りてきたこと。



それは、散髪の頼み方。

"Number 4, back and sides, trim on top, please."

「4番のバリカンで後ろと両サイドを刈って、てっぺんは切りそろえて下さい。」



4番バリカンは4ミリのカットを意味します。

何年も通い続けてるのにも関わらず、いつも back and sides だったっけ? sides and back だったっけ?と一瞬迷ってしまいます。日本語的には両サイドと後ろ、後ろと両サイドってどっちでもオッケーだと思いますが、英語的には、back and sides が自然な言い方だそうです。


過去には間違って、back and forth (前後に)と頼んでしまった!

「後頭部と顔面をバリカンで刈ってください!」 

痛そう!!


ところで、エディンバラの床屋さんは、地元のスコットランド人・英国人やトルコ人経営が大多数で、僕はトルコ人経営の床屋さんに通い詰めてます。安い(2011年3月現在 9ポンド(8ポンドの散髪料金+1ポンドのチップ)のと、ほとんどおしゃべりせずに済むのがその理由。僕は散髪中はできるだけ瞑想状態でいたいのです(変ですか?)

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